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一時間SS(ふるぷら)/未来は舞い散る桜の花の下に

 えー
 発泡酒500mlの缶が4本空いております。
 しかし今週も参加させて頂きました1hSS
 テーマは「タオル」「湯気」「花見」「すき」です

 では↓から
「で、誰が好きなの?」
そんな問いが不意に私に降りかかってきた。勘弁してほしい……
「律っちゃんいつも恋愛小説隠して読んでるもんねー!」
「そーそー 誰かいるんしょ? うりうりー」
悪ノリしてくる双子が鬱陶しい…… 今はそれどころじゃないのに。

 765プロには事務員として入った ……ハズだったんだけど、社長の一声でアイドル候補生にされてしまった。まぁ、その分基本給が多くなったんだけど…… やるからには全力でやらないと気持ちが悪いから。
 けれど……

「律子さん! どうなんですか?」
頭の上で2つのリボンがピョコピョコと揺れている。恋愛話には常に首を突っ込んでくる春香の表情は明るい。まさに興味津々。
「い、いきなり言われても……」
正直、困った。何か言わなきゃ解放してもらえない気がする。お下げの髪を無意識に弄りながら必死に抜け出す方法を考える。
 その傍らで、伊織はそわそわしている。話の流れ的に次に振られるのは彼女だからか、なんとかかわす手立てを考えているのだろう。その隣りではやよいがニコニコと笑っている。
「真クンはダメだよー ミキの王子様だもん!」
「あぁ! 美希ちゃんずるいぃ~ 真ちゃんは渡さないもん!!」
「うわぁ2人とも!!」
相変わらずの展開に肩をすくめる。男の子が居ない三角関係はもう放っておくしかない。
「うふふ~ 律子さん! 誰なんです~?」
一人だけ20を過ぎているあずささんは、チューハイの缶を傾けながら問いかけてくる。胸元が大きく開いたその姿は、男の人が見たら確実に蕩けるのではないか…… と思う。
「い、言わなきゃダメなの?」
「もちっろん!!」
身を乗り出してくる春香の額に手を当てて押し留める。ダメだこりゃ。
「わ、私は……」
「私は?」
「私は……」
「私はぁ~?」
その時、ある男性の顔が頭をよぎった。私の担当プロデューサーになった新人さん。
「わっ 私はプロデュ……」

・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・

「お、ここに居たのか 探したぞ!」
明らかに男性の声。私は硬直した。
「料理と飲み物持ってきたぞー ん? どうしたんだ律子?」
まさに、私の頭によぎった人。いつも明るくて、めげなくて、たまにスケベなことするけど、信用し信頼できる男性……
「あ、あはは~ とりあえず座りましょうよ。ほら、律子さんの隣りとか。」
春香が何かとんでもないことを言っているような気がする。私は…… まだ頭が回復していない。怪訝な顔をしたままの彼が隣りに座る。
「おい律子、大丈夫か? どうしたんだ?」
「なっ なんでもない! なんでもないのよっ!!」
無理矢理頭を働かせ、目の前にあった缶を引っ掴む。そしてそれを口に運ぶ……
「あ! 律子さん! それ……」
ぐいっと中の液体を飲み込んだ。甘く、しかし喉にかかる妙な感じ。そして……
「そ、それはチューハイ……」
「なんだって!?」
私の意識は不意に遠くなった。焦って、頭に血が昇っていたからだろうか…… チューハイ程度のアルコールに完全にやられてしまった。……まぁ未成年だからお酒は呑まないのだけど、料理酒の味見程度に舐めたことはある。
 そんなことを考えたまま、やっぱりきっちり、意識は遠くへ旅立ってしまった。

・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・

 頭の後ろが暖かい。けどちょっと硬い?
 私はゆっくりと目を開けた。頭はまだぼーっとしている。
 最初に見えたのはネクタイと薄い青のYシャツ。その上にはちょっと無精ひげが見えるアゴ。
「お? 律子、起きたか?」
真上から声。そして吐息はちょっとお酒臭い。
「いいなー律子さん。私も膝枕してほしい……」
「ダメだよ。この子は俺の大事なアイドルなんだから。」
「ケチー!!」
春香の声がする。え? 膝枕……?
「うわぁっ!!」
「うおっ!!」
私は慌てて跳ね起きた。拍子に私のおでこに乗っていたらしい白いタオルが落ちた。
「わっわたっ わたわたわたっ!」
「律子! 落ち着いて!!」
弾みで零れたジュースのコップを持ち上げ、さっきのタオルで拭いている真の姿が視界に入る。
「律子さん? うふふ~ 両想いかしら~?」
少し頬を朱に染めたあずささんが問いかけてくる。
「なっ 私……」
「律子大丈夫か? 酒呑んでひっくり返った時はどうしようかと思ったぞ。」
じゃ、じゃあ私は……
「律子! ……まったくしょうがないわねぇ。アンタはプロデューサーが来たとたん、お酒呑んで倒れたのよ。」
伊織のしかめ顔…… あ、やっぱりそうなんだ。じゃあさっきまで私は……
「ミキは真クンに膝枕してほしいの! ねぇ してほしいな!!」
「あ、なら私も……」
「ふ、二人ともやめてよぉ!!」
いつものやりとり。
「そうかー。律子は俺が好きだったのか。なら素直に言えばいいのになぁ。」
カラカラと笑いながら缶ビールを開けて呑み始めるプロデューサー。
「ちっ 違うわっ! 違うのよっ!! なんで貴方なんか駆け出しプロデューサーを私が……」
慌てて言い繕おうとする私。もはや条件反射に近かった。けど……
「じゃあ私が、プロデューサーさん貰っちゃいますね! いぇい!!」
「あ、ダメよ春香ちゃん! ……もしかしたら私の運命の人かもしれないから。」
「べっ 別に私はどうでもいいわよ? へっぽこプロデューサーなんか居なくても立派にトップアイドルになってみせるし。」
「伊織ちゃん、ほっぺた紅いよ? うっうー! プロデューサーは優しいお兄さんみたいな人ですっ!」
……好き勝手言ってくれる。
「わっ! 私はっ!!」

「「「私は?」」」

一斉に全員から声をかけられ、立ち上がって叫んだままの私は硬直した。ぼしゅ! どこかで何か音がした気がする。
「うわわっ! 律子さんのお顔真っ赤ですーっ!!」
「おいおい大丈夫か律子ぉ。」
硬直したままの私は、プロデューサーに額を触れている、みたい。
「湯気が出そうな顔色だなおい。」
さらに、顔が熱くなのを感じた。

 そこから先の記憶はない。
 多分、思考がオーバーフローしてしまったんだと思う。
 実際問題、私はこの人のことが好きなのか自信はない。
 けど、信用できて信頼できる人であることは確かなこと。
 自分よりも私のことを考えて行動してくれるんだもの……

・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・

 あれから1年後……
 私は、彼の元から巣立とうとしている。
 トップアイドル!まではなれなかったけど、アイドルとは何か、確かに掴んだと思う。
「ねぇ、あの時の言葉、はっきり言いたいんだけど。」
「ん? あの時?」
舞い散る桜の花。ほぼ一年前の記憶……
「貴方のこと……」
「待てって。」
あの時の言葉を続きを告げようとした私の唇は、指一本添えられて遮られた。
「その言葉はまた後だろう? 今度はプロデューサーとして、トップアイドルを育てるって言ってたじゃないか。」
「あ……」
アイドルを引退し、今度は育てる方向へ向う。そして……
「俺にも手助けしてほしいって言ってくれたじゃないか。」
「え、えぇ……」
不意の突風。舞い上がった桜の花びらが私達を包む。
 その中で、舞い散る花の中で、私は抱きしめられた。
「結果を出した後、俺の方から言うよ。」
私の視界は、そこからぼやけてしまった。
「ガンガンやるからね ……だから、道を外れそうになったら、助けてね。」
彼のYシャツに顔を埋めて、私は呟いた。

 まずはアイドルの卵を探さなきゃ……
 不安ではあるけれど、私の気持ちは晴れやかだった。
 だって、隣りを歩いてくれる人がいるんだから……

**********************************************************************

 という感じです。
 ……もっと変化球にしようと思ったんですが、酔った頭ではひねりを入れるのは無理で……
 つかなんだ いい加減どっかで律っちゃんのED見てこいよ俺
 そういう流れになるって知識だけでSS書くなよ
 ……丁度、動画作成で律っちゃんが出るシーン作ってたから、おっつけ律っちゃんのSSになっちまったし

 ……ダメだなぁ 時間制限があってももっと考えて書かないと

テーマ : アイドルマスター
ジャンル : ゲーム

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おすすめ。

律ちゃんEDは素敵ですよー。どうにかご覧下さい。
Bランク成功、SAランク失敗、SAランク成功と順に、ぜひ。

包囲網敷かれる律ちゃんという図はちょっと新鮮でした。
大勢に囲まれると理詰めが通用しないから、律ちゃん不利ですね。
でも、それが縁でのこのエンディングなら、むしろ感謝かな。
お題消化も自然で、とても素敵でした。

No title

>ガルシアP
 律ちゃんのかわいさは、てんぱった時に如実に現れる
 そんな気がするんだ……
 まぁ普段の仕切りやで博識な側面が一気に殺がれるからねw
 お題消化は難しいね
 ……つか全部使わんでもいいのかこれw
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トリスケリオンP&ふるぷら~んP

Author:トリスケリオンP&ふるぷら~んP
主にニコニコでアイマスMAD作成中
結構適当

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