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練習のために

しばらくの間、毎日とは多分いかないけど時間見つけてアイマスのSSを
書いていこうと思います 今参加表明してる百合108式用の動画はほぼ出来上がってるので
k@nonのDVDを見直してk@nonの続きを練り直しながら SSを練習のために
やっていきたいと思います 今月は百合108式があるので
百合作品を中心にやりたいなと^^

というわけで感想とかありましたらどんどんいってくださいね

というわけで初作品 春香×千早です
続きを読むからどうぞ
 「はぁ……」
 窓際の机に肘をつき、如月千早は今日何度目か数える気にもならないため息をつく。
 窓から見える月と星を眺めていても、思い浮かぶのはとある人物の顔だけだ。
 「春香が、悪いのよ……」
 そういって、またため息をつく。
 事の発端は、アイドルとしてユニットを組む天海春香とのささいな(千早にとっては
重要な)喧嘩だった。
 共に、歌に関しては真剣に取り込む二人であるが、技術的な面をどちらかというと気に
する千早と歌に対する楽しさを前面に出す春香との意見の食い違いが喧嘩の原因だった。
 (千早ちゃん、誰のために歌ってるの?)
 お互い、言葉の限りを尽くして非難しあったが、その言葉が千早に突き刺さっていた。
 色々な人に歌を聞いて欲しい、それは千早も春香も同じであった。
 聞いてくれる人のために、千早は歌に命をかけていた。
 春香だって、努力はしているのはわかるが何故か春香の歌に対する姿勢に反発を感じて
いた。
 笑顔でファンのために歌うという春香を見るたびに思う……
 (その歌は、その笑顔は誰に向いてるの……?)
 笑顔が苦手な千早にとって、春香の笑顔はまぶしかった。
 技術的には千早に劣る春香の歌だが、その心からの歌は確実にファンの心を捉えている。
 (……嫉妬してるの、私?)
 自分にはない魅力が春香にある事は認めていた。
 そんな春香の歌を汚したくないから、千早は努力してるのだ。
 何よりも、春香の歌が好きなのは如月千早、この私だと自信を持って言える。
 もちろん心の中ではあるが。
 そこまで考えて、千早は気付いた。
 自分にない才能を持つ春香に嫉妬しているのではなく、その笑顔が、その歌が不特定多
数に向いていることに怒りを覚えているのではないか?と
 (春香……)
 そんな気持ちを知られたくないから、あえて春香と喧嘩をしたのかもしれない。
 そして……
 (千早ちゃん、誰のために歌ってるの?)
 この言葉に対して、答えられない自分に苛立っていたのかもしれない。
 心の中でなら、大声でいえるのだ。
 私は、なにより春香のために歌っているのだと。
 (春香、あなたは誰のために歌ってるの?)
 千早にとって、これは禁断の質問であった。
 聞いたら、何かが壊れてしまう。
 だから、千早は歌に命をかけるしかなかった。
 自分の歌は、春香に対して歌っているのだと歌で伝えるために。
 心の声を伝えるために、千早は春香に捧げる完全な歌を追い求めるのだ。

 その為には、血を吐く程の修練も厭わない。
 倒れてもいい。
 この想いが届くならどうなってもいい。

 「春香っ!」
 嗚咽と共に、千早は歌い始める。
 届けたい気持ちを伝えるために……
 もちろん今こんな所で歌ったとしても春香に伝わるわけはない。
 それでも千早は歌う。
 泣きながらの歌は、歌といえるものではない。
 音程も滅茶苦茶で、歌詞も途切れ途切れだ。
 それでも、魂の奥ではきちんとした歌として響いていた。
 
 一心不乱に歌う。
 『二つの』の涙声の歌声が辺りに響き渡る。
 (えっ!?)
 千早の歌に重なるもう一つの涙歌に気付き、慌てて千早は窓を開ける。
 窓の外にいたのは……
 「春香っ!?」
 目の前に、歌を届けたい人物がいた。
 そんな大切な人に、ボロボロの歌を聞かれていた。
 千早の心が崩れそうになる……
 「千早ちゃん、歌を続けて!」
 涙声で春香は叫んだ。 
 「何故、何故いるのよ、春香!」
 「今日の答えを聞きに来たんだよ……そして、千早ちゃんに答えに、ね」
 「私への、答え……?」
 今日の喧嘩は、私は春香への非難ばかりだったはずだ。
 問いかけなどしていないはずだ。
 そんな千早の疑問などお構いなしに、春香は歌を再開した。
 
 千早も春香に合わせて歌を再開する。
 お互い、涙声だ……
 とても他の人に聞かせられる歌ではないことは承知の上で二人は歌を歌う。
 互いが互いを見つめあい、歌で会話をする。
 泣きながらも、笑顔を見せる春香。
 春香の歌に込められた想いを読み取った千早にとって、その笑顔が誰に向けられている
か、確認しなくてもわかる。
 そして、同じく涙を流しながら歌う千早も、笑えていた。
 その笑顔を届けたい相手がいるのだから。
 二人の歌が夜空に響く。
 他の人も間違いなくこの歌を聞いているだろう。
 だが、これは二人だけのステージだ。
 
 ありったけの本気の声で、歌をつむぎだす。
 技術など、この時ばかりは路傍の石同然だった。
 同調する声と魂。 
 涙はいつの間にか止まり、ただひたすら相手に負けないように心をぶつける。
 
 そして、歌が終わった……

 歌い終わった心地よさに浸る余裕もなく、千早は部屋を飛び出し愛しい人の下に
走り出す。
 靴を履くことさえもどかしく、ほとんどつっかけ同然のまま千早は外に飛び出した。
 そんな千早を、春香は歌っていた時と同じ笑顔で見つめていた。
 恐る恐る近づく千早。
 春香は動かない。 
 二人の距離が確実に近づき、触れ合えれる距離までになった。
 その距離で足が止まり、見詰め合う二人。
 伝えたいことはたくさんある。
 だが、意思と反して言葉がでない。
 自分の答えを春香に伝えたのだ。
 だからもう、伝えるための壁はないのに言葉がでない。
 そして、そんな葛藤の末に千早は心の内を音にしようとした、だが。
 「んんっ!/」
 千早の言葉は、言葉にならなかった。
 それは千早の心の葛藤が理由ではなかった。
 千早の唇が、春香の柔らかい唇に塞がれていた。
 涙の味が混ざり、少ししょっぱい感じもしたがそれ以上にに春香の唇の味は甘く
千早の脳を痺れさせるには充分だった。
 (は、春香……)
 混乱する千早の意思など無視して、春香はただひたすら千早の口を塞ぐ事だけに集中し
ていた。
 それは……春香のサイン。
 (そう、そうよね……)
 麻痺した思考が、春香の気持ちに気付く。
 舌を絡めて、互いの唾液と……気持ちを交換する。
 (もう答えはもらったんだから、もう言葉なんて必要ないよ、千早ちゃん)
 (ええ、春香。私の気持ち……きちんと伝えたわよ)
 月明かりの下、二人はただ互いを求め合った……

テーマ : アイドルマスター
ジャンル : ゲーム

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Author:トリスケリオンP&ふるぷら~んP
主にニコニコでアイマスMAD作成中
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